相模原市を中心に関東一円にて電気工事を承っている、コモリの小森といいます。
夏は電気工事士にとって忙しい時期で、6月に入るとエアコンの取り付け工事が増えます。
近年は猛暑なので、お客様にとっては夏に取り付けるとなると「早くしてー!」と焦ってしまいますよね。
しかし、エアコンの取り付け工事というと、普通の方だと頻繁に依頼するものではなく、初めてでどうしたらいいのか分からないことがほとんど。
当日に工事を行うと、追加工事が発生して時間も費用も多めにかかってしまった、という「とほほ」なこともよくあります。
事前に分かっていれば、と思うことが多いエアコン取り付け。
今回はエアコン取り付け工事を行うときに、当日や事前に注意したほうがいいポイントや、追加料金のかかる工事についてご紹介します。
もしエアコン取り付けをする予定でしたら、当日の心構えとして参考にしてもらえたらと思います。
■ 当日に注意するポイント
以下を守ると工事がスムーズに済んだり、当日トラブルに見舞われることを防げたりできます。
・できれば1日確保する
すべての業者にあてはまるわけではありませんが、エアコンの取り付け工事は、時間を指定できないことが多いです。
とくに夏場の繁忙期は、1日に数件のお家をはしごしている業者も多く、すべてのお家で平等に時間を割けるわけではないからです。
工事自体は既存のエアコン取り外しに約30分~1時間、取り付けには約1時間半~2時間かかりますが、追加工事などでそれ以上の時間がかかることも。
工事当日は、1日予定を空けておくことをおすすめします。
閑散期や工事の予約を早めに取り付ける場合は、もう少し融通がきくこともあるかもしれません。
・周囲を片付ける
エアコンを取り付ける場所の周囲は、できれば家具や物を片付けておいたほうが、スムーズに工事に移れます。
エアコンは大きいので、どうしても作業スペースを必要とするためです。
なお、高齢や病気で重い物を動かせないというときは、業者のほうで移動できることもあります。
・ベランダには洗濯物を干さない
室内機に目がいきがちですが、エアコンは室外機も設置しなければいけません。
ベランダやバルコニーに室外機を置く場合は、周囲を片付けておくといいでしょう。
洗濯物が工事の邪魔になってしまう可能性があるので、当日は影響の少ない場所に干すか、干さないほうがいいかもしれません。
高さによっては、物干し竿を片付けたほうがいいこともあります。
・電気は通っている状態で
引っ越しや新築の場合ですが、通電している状態にしておく必要があります。
エアコンを取り付けた際に、実際に動くかどうか確認しないといけないからです。
また、取り外す場合も冷媒ガスを回収しないといけないため、退去時も電気を通しておくようにしましょう。
・現金を用意する
工事の途中で、追加工事が必要だと判断されることがあります。
そのときは工事終了後に、現金での支払いをお願いされる場合も考えられるので、ある程度用意したほうがいいかもしれません。
現在はキャッシュレスで生活している方もいるので、事前に確認をしておくといいでしょう。
■ 追加料金のかかる工事
エアコンの取り付けは、意外な部分で追加工事が必要になる可能性があります。
・配管延長
エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管ですが、基本として4mを超えると、1mごとに追加費用がかかります。
10cm足りない、というときでも1m分の料金が加算されますので、できるだけ室内機と室外機は最短の距離に置くのがおすすめです。
業者にもよりますが、2階の部屋にある室内機と1階にある室外機をつなぐ場合は延長ごとの加算ではなく、「異階工事」として工事費がかかることもあるでしょう。
・穴あけ工事
新設する場合は、室内機と室外機をつなぐ配管のための穴を空ける必要があります。
穴あけ自体に費用がかかるのはもちろんですが、お家の壁によっては高くなることも。
たとえばコンクリート壁になると、木造に比べて高く設定されているか、場合によっては工事を断られるかもしれません。
・室外機の架台設置
たとえば、エアコンを取り付ける部屋の外が2階でベランダがないと、室外機のための架台を設置しなければなりません。
このような場合も追加工事が必要になります。
高所での作業は、場所によって安全措置を取るための装備がいるので、高所作業分の費用が発生することもあるでしょう。
・コンセントの仕様変更
エアコンと、近くにあるコンセントプラグの形状が異なると、コンセントの仕様を変更する工事が必要になります。
間違った電圧・電流が流れ込まないよう、エアコンのプラグはそれぞれ形状が異なっているため、適したものでないと刺さりません。
形状だけでなく、電圧の変更が必要な場合もあります。
■ DIYがおすすめできない理由
暑い日にエアコンを待たないといけない、追加工事費がかさむかもとなると、「もう自分でしたほうがいいのでは」と思う方もいるかもしれません。
しかし、エアコンの取り付けは意外と大変なので、DIYはおすすめできないのです。
・知識がないと取り付けは難しい
エアコンは資格がないと取り外し・取り付けができないわけではありませんが、取り扱いが難しい製品です。
また、電気や冷媒ガスが通っているため、間違ってしまうと事故につながるほか、失敗してうまく作動しないという本末転倒な事態になることも。
専用の道具を使う場面も多いので、成功したとしても費用が高くついてしまうのがオチかもしれません。
・場所を間違えると壁から落ちることも
最近のエアコンは機能が充実していますが、比例して重量も増しています。
エアコンはどこでも取り付けていいわけではなく、壁にある間柱という躯体にくっつくかたちで設置しなければいけません。最悪の場合、壁のボードごと落ちてくるケースがあります。
・時間がかかる
何も分からない状態で、調べながら工事を行うとすると、当然ながら時間がかかります。
業者に頼めば2時間で済む工事が、DIYだと1日も費やしてしまった、ということも考えられるでしょう。
失敗してしまうと、その時間も無駄になってしまうので、できるならプロにお願いしたほうがいいです。
■ 関東でのエアコン取り付けはコモリまで!
コモリでは、エアコンの取り付け工事を承っております。
家電量販店の取り付け工事では断られることの多い、隠ぺい配管工事などもできますので、工事を断られたときも遠慮なくご相談ください。
年間1000件の工事を担当しておりますので、お家ごとに柔軟に対応できます。
現地調査・お見積りは無料で行っておりますので、工事をお求めでしたらお気軽にご連絡くださいませ。
エアコン取り外し・取り付け・追加工事の料金表>>
現地調査・お見積りはこちらから>>
■ まとめ
エアコン取り付け工事の際は、できるだけ時間と作業スペースを確保すること、電気を通しておくよう注意しましょう。
追加工事が生じるかどうかについては、事前の現地調査で分かることが多いですが、中には当日必要だと言われることもあります。
トラブルなくエアコンが取り付けられるよう、祈っていますね。